君は「宇和島駅」を竹橋で見たか


展:大竹伸朗展
時:2022[R04]11/01 Tue. 〜 2023[R05]02/05 Sun.
所:東京国立近代美術館  https://www.momat.go.jp/am/exhibition/shinro-ohtake/
 東京都千代田区北の丸公園3-1

 

「宇・和・島・駅」この4文字のネオンサインを掲げた大竹伸朗展[東京国立近代美術館:2022.11.01→2023.02.05]の初日(2022年11月1日)へ。

1980年以前から知っていますが(というかムサビ視デの印刷工房で同じ空気を吸い、ゲイサイではJUKEのライブもみた)今回の展示構成での制作時期は交錯しています。

これまで佐賀町、TakeNinagawaをはじめとする都内ギャラリーや現美(東京都現代美術館)、新津、瀬戸内、丸亀、高松、常滑、水戸…    いろんな美術館等で観てきた大竹作品に、皇居そばの美術館にてあらためて出会ってきました。

多彩多作な内容の充実度、エネルギーあふれる「熱」の濃さは現物ならではの迫力で、あきらかにソコに在ります。

展覧会図録も必見! 2006年「全景」展の図録  https://amzn.to/3Dw7B1V  とは異なる意味で類のない仕様。ただし要注意。閲覧の際には丁寧な扱いを。

(以下、少しネタバレ)折られた紙を開いた際には、いわゆるカタログには無い面積と情報量があり圧倒されます。その驚きを楽しめることでしょう。

 「全景」展のような時間軸ではなく、テーマ毎に切り分けた館内展示の演出を踏まえた図録となっています。作り手視点からみると、この図録の構成と校正にはとても労力がかかり大変だったのではないかと。(*密度と重量は、販売時期が何度も延びた「全景」が上)

会場ではテーマ別ということを厳密に気にとめて観る必要はなく、それぞれの作品からナニカを受け止められますし、それで良いのだと思います。作家も『どれも長いことずっと自分の中にある流れだから、(中略) あまり明確に線引きできるようなものではない』『テーマは概念として重なり合うものもある。セクションにこだわってご覧いただくというよりは、手がかりとして受け止めてもらいたい』と。

そうそう、スクラップブックが並ぶコーナーでTシャツの女性から「お揃いですね」と声をかけられ、一瞬ナンノコト?と思ったが、僕の胸元を指差した彼女のTシャツにも大竹さんのワニの絵「ラ・コステ」が!「あ、そうですね ♪」となんだかうれしく。

特設ショップでカタログを入手した勢いで今回ならではのアイテムもいくつかゲット ♪  「ガチャ景」では、立体ジャリおじさんを入手。帰路もワクワク。よし、会期中もう一度行くぞ。

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[2022.R04.11.02]